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1997.06.14:TL1000S vs FireStorm アーカイブ

1997年06月14日

TL1000S vs ファイアーストーム

平塚の忙赤バロンでこの2車の試乗をしました。
最近あまりバイク雑誌は見ないのですが、スズキとホンダがドカティもどきのバイクを発表した位は知ってました。

6月の土曜日、レアバイク(笑)“アクロス”の中古は無いかと探すちょっと変わった友人 に付合い、赤バロンに行くとこの2機種が試乗可能とのこと、試乗をお願いす ると快く引受てくれました。

しかし、私はこの2車についてのスペックはほとんど知らない...
ということで乗る前に店員さんと話したり、観察したり....
なんとTLはインジェクションではないですか(常識ですよね)、しかもサスが横に付いてる!(笑).....

SUZUKI TL1000S

◆TLに股がって...第一印象
けっこうシート高があり、股がった時のリアサスの沈み込みが少ないということでとりあえずはコーナリングマシンということを予感させます。
またハンドルもステアリングヘッド下に付いてるのも気分ですネ。

◆エンジン始動
暖まってないときスロットルを不用意に閉じるとはストールしやすいようです。
インジェクションは安定しているというイメージがあったので意外でした。

◆スタート
1000ccもあるのでさすが低速は余裕といったところですが、アクセルをすこし 開けただけでもとにかくどんどん加速したがる傾向があります。
かつて乗ったGPz1000のDFIも同じようなレスポンスをしていたように覚えてい るので、これがインジェクションの感覚なのでしょうか?

すり抜けは本当に楽ちんで250に乗ってる感じです。
交差点など低速のコーナーもハンドルの切れ込み等は全くありません。
とにかくハンドルには手を添えているだけで、簡単に乗れてしまいます。

◆暖まってきたので全力加速!
信号が青になり1速、2速をフルスロットル...
強烈な加速に対処するため、シートストッパーに身体を預ける....というよりも、 そうなった。(笑)
やはり大排気量ツインの加速は快感(好み)です。
私にとって4気筒は音を聴きながらシフトポイントを探るのに対して、ツインはトルクの 出方を探る感覚を味わえGoodなのです....

アクセルに即座に反応してシフトに付いてくるTLのエンジンはBig Twinでありながらも 全ての回転域で特に大きな振動は感じません。
しかし、一回一回の爆発が硬質な感じで伝わって来るのは、圧縮比が相当高いのでしょうか?

また、加速が終わりガバッとアクセルを閉じた時も快感です。
本当にリアルタイムでエンジンブレーキが掛かります。
これを利用してフロントブレーキとシンクロしたエンジンブレーキを掛けることが可能です。

コーナーの突っ込みでガバッと身体を起こして強烈にブレーキング。
気分はまんまスーパーバイク世界選手権!(市街地なので出来なかったけど...笑)
同じようなことを4気筒+負圧式キャブでやるとちょっとずれている感覚にな るのは私だけでしょうか?
とにかく、私のレベルでは文句の付けようが無いエンジンです。

それから後でVTに乗って分かったのですが、TLのシフトは1000ccの中では随分 良く出来ているようです。
まず1速に入れた時、大排気量バイクにありがちな『ガチャコン』ということは 無く、スコスコ入ります。
そして全力加速のときもまるで2ストレプリカのような感覚でシフト出来ます。

ということで、しばし気分良く1人信号グランプリ&フルブレーキングを楽んでしまいました。

◆ブレーキング
引き締まったサス、ガッシリしたフレーム、軽量な車体....このバイクでの ブレーキングはこれも本当にレプリカのようです。
ノーズダイブに対する不安は全くありません。

これも街中では文句の付けようが無いですね。

HONDA VTR1000 ファイアーストーム

◆TLからVTRにチェンジ...第一印象
このエンジンの型は何となくVT250を連想するな〜。Vバンクの開き具合が似てるのかな〜。 ドカのように前シリンダーが水平に近いとかっこいいんだけど....

TLに比べてソフトなリアサス、ちょっと低いシート、ハンドルもステアリングヘッド の上に付いているといった具合なので、何となくツーリング向きかな?

◆エンジン始動
ほんのすこしだけどザワザワといったメカニカルノイズを感じます。
でも、こちらの方はアイドリングからとても安定した感じでストールを予感させないでなんとなく安心ですね。

それにしてもどっちもドカイメージの音を期待すると、ちょっと悲しい.....
やっぱりマニアの方は、デォフォルトでマフラー交換ですか?

◆スタート
ギアを1速に...『ガチャコン』....そういえばでっかいバイクのシフトはこんな感じか...
やっぱり前傾が緩く足付き性も良いのでとても安心です。
やっぱりTLよりパワーの出方がおとなしい感じがするな〜

◆暖まってきました...
おっともう電動ファンが回り始めたぜ....
信号が青になりフル加速!
やっぱりこれも淒いや!
前輪を押さえ付けるポジションを取っても、1速2速は前輪への荷重がほとんど無くなり、 ハンドルがフラフラとウイリー直前気味です。これはTLより前輪荷重が少ないのか、ポジションのせいなのか?

負圧式キャブの加速だ....アクセルをグッと開くとまずトルクが出る感じで それから吹け上がる....こっちはこっちでいい感じです。
上の方の振動はちょっと嫌な感じがするのはエンジンマウントが堅いせい??(極く小さな振動に過ぎないので、たぶん個人的に嫌いというだけでしょう)

交差点を曲がるような極く低速では、ほんの少しハンドルが切れ込む(乗り方が悪いんでしょう、慣れれば気にならない程度です) ということである程度直進性が重視されているセッティングなのでしょうか?

これもすり抜け楽ちんで本当にリッターバイクなの??

◆ブレーキング!
これも、ガバット戻してガツンとブレーキング....き!、効かない!!...(しばしパニック)
ちょっと危なかったけど、オドメータを見ると30Km...そりゃ効かんわ...
でも、エンジンブレーキも穏やかだしフロントフォークも若干柔らかいのでTLのようにガツンというブレーキは苦手なようです。
フレーム剛性もしなやかめなのかな??

TL vs VTR まとめ!

◆エンジン:パワー(感?)
加速が鋭く感じるTLの勝ちかな?
でもVTRも中速ではいい感じ。
カタログ上ではどっちなんだろう?...バイク屋に聞いても分からなかった。 (それくらい知っといて下さい...笑)あとで本でも買って調べます。
まあ、どちらも4気筒リッターバイクとタメの加速をします。

◆エンジン:レスポンス
TLは鋭過ぎる直前のレスポンスチューニングって感じです。 やはり意図的にレスポンスが調整されているな、と感じる場面があります。
中低速コーナー等はアクセルワークに気を取られそう。
一方、VTRは自然で呼び出したいトルクが確実に得られるレスポンス。
攻めていない時は、こっちの方が気持良いでしょうね。

◆エンジン:音
どちらも十分すぎる消音がされているので、どっちでもいいやって感じです。
まあ1回1回の爆発はTLのほうが堅い感じです。

◆エンジン:振動
どっちもあまりいい感じはしないです。
TLはそんなに振動は伝わって来ないのですが前述のように1発の爆発が堅く感じられます。
VTRの振動はVT250を拡大した感じ...と思うのは私だけでしょうか?
高回転で振動が複雑になって、それが車体経由で伝わって来るように感じます。
やっぱりドカのような低速では鼓動のようなバイブレーション、回転を上げて行くと音だけ残って振動はすーっと消えていく感じでは無いのはしょうがないのでしょうか?

◆エンジン:外観
VTRの方がエンジンサイズが大きいみたいです。ヘッド回りもちょっと頭でっかちな感じ もします。(しつこいけどVT250似)
やっぱりエンジンのカタチはドカの空油冷系にはかなわないですね。

◆車体と足回り比較
サスペンションが堅いのはTL(もしかしたらリアサスの動きが良くないかも)。
座った瞬間ほリアサスが動かないと緊張します。(笑)
一方VTRは普通です、ホンダのリアサスはいつも柔らかめですよね。
フレームの剛性はよくわかりません(どっちも私にとっては十分です)。ちょっとだけTLの方ががっしりしてる?
ブレーキは新車ということもあり良く分かりませんが、とりあえずTLは最高です。
何よりも車体が軽くサスも固めなのでハードブレーキ時も安定しています。
コーナーの直前のフルブレーキングといった場面では、TLのほうが得意なのでしょう。
一方、VTRの方がサスは柔めなのでレスポンスは緩く感じるのでしょうけど、ホンダ車ですから 心配無用でしょうね、軽いし。

◆コーナリング比較
交差点でしか曲がらなかったので分かりません。m(_._)m
ただ、TLの方はレプリカ並みの鋭いレスポンス、VTRは気持いいコーナリングが味わえそうです。

◆乗り心地
VTRの勝ち!TLはハードダヨ。

◆ポジション
VTRはホンダ流楽ちんポジション、TLはスズキ流レーシーポジション。

◆主観的デザイン比較
いや〜916が頭の上にちらついて.....200万円にはかなわないよね!
とはいえ、かっこいい2台、あえて言うならVTRの方が素直な形かな? 誰にも嫌われないホンダデザイン!

TLで疑問なのはフレームのデザインです。なんだか中途半端に透き間が開いてる感じですね。
ドカのトラス構造のパイプフレームのイメージを出したかった?それとも、シリンダーヘッドいや実はあのサスペンションを見せたかったのではと疑ってしまいます。
いっそのこと思い切りレーシーにGSXRのようなツインチューブすれば...なんて..
また、両者でもっとも違うのは1つ1つの部品の質感です。
TLの方がレースの職人さん(○○ムラ連想?)が造ってるな〜って感でちょっと だけスペシャルな造りを感じさせるのに対して、VTRの方は確実にホンダの生産車って感じです。 (クオリティに不満は無いですよね!)
という訳で、初対面の時はドカに似せちゃって〜なんて思っていましたが乗った後で感じるのは、乗り味がそのままデザインで表現されて(逆?) いるな〜でどっちも良いのではないでしょうか?

◆まとめのまとめ(お付き合いくださって感謝!)
どっちも100%新設計エンジン!なのにこの出来具合ということは、日本のメーカは 造ろうと思えばなんだって出来てしまうんだ...なんて思ってしまいます。 (開発者のご苦労は凄まじいものがあったのでしょうけど..尊敬)
TLのほうからはドカを越えようとする意気込みみたいなものが伝わってきますし、 VTRはあえてドカの方は向かないで、90度BigTwinで一番気持のいいバイクを造ろう というホンダらしいクールさが感じられます。
TLは峠をギンギンに攻めるのに向いてるようだし、VTRはツーリングからスポーツ走行まで 幅広く使え、いざとなったらTLにもドカにも負けないぞという実力を持ってるようです。
ということで、もし自分がこの日100万円を持っていたらインジェクションやハードな 乗り心地にくらっと来て、完璧にTLを買っていたでしょう。 (商談としてはどっちも一発めで15万円値引き!)
でも1日経つとVTRのほうも良いのでは無いか(長く付き合えそう)なんて思って きました。
そして3日経つとやっぱり916かななんて思っても200万円はダメなんて思ったりして...
今度は、おっとTRXを忘れてた!と思うと今度はTRXが気になる...
916,TL,VTRのコテコテデザインを見慣れると、TRXのあのやぼったいデザインが なんともいえず気になってきたのです。
ドカを真似したとは言われながらも、本物のトラスパイプフレームにぶら下がるエンジンはシンプルな外観の並列2気筒でコンパクトな前後長がGood!(vは長いですよね)
TRXのクランク同様、ひねくれ者の私はTLとVTRの頑張った姿を見ていると1歩引いた 立場になってしまったTRXに愛が芽生え(ブ、ブ、ブ、笑)本当に欲しくなってしまいました。
それに、国内のTwinのレースではドカよりもTRXが主流なんですよね!!(もうちょっとしたらVTR,TLになる??? )
TRXの値引きはすごいんですよね...在庫があれば...(笑)


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