EXC-R 400 試乗しました!

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試乗させていただいたのは、このモデルをベースとしたモダード仕様です!

で、実は東京モータサイクルショウから出た直後、一緒に行った友人がどうしてもKTMのモタードに試乗してみたい!と言い出しました。
そこで、いろいろな販売店に電話をかけたところ埼玉で400ccならモタード仕様の試乗車があるとのこと。
ということで、東雲周辺から急遽埼玉までGo!(^^;;;

さて、この400ですがモトクロスレギュレーションである450ccのエンジンを日本向けに少しスケールダウンして400ccとしたものと思われます。450との違いはボアが同一の89mmでストロークが72→69とショートストローク化されています。
ということでトルクは450より落ちますがより高回転にシフトする特性で十分な早さを発揮してくれると思われます。
ちなみに、10年くらい前のKTMといえば2スト最強パワーの超ピーキーなエンジンを搭載するモトクロッサをそのまま公道に無理矢理走れるようにしてアングラで売っているマシンでした。それなりに破滅的な魅力があったメーカーです。
さてそれがどのように変心しているのでしょうか?

ということで試乗してみました。
実際予測通り、すばらしい高回転型シングルでした。
高回転型といっても4気筒のようにどこまでも回るという意味ではなく、シングルの場合は高回転までリニアに加速するタイプです。より大きな排気量のシングルの場合は、低速でガクガク中速で一気に全トルクを絞り出し、上で突然苦しくなるというパターンです。しかしこのエンジンは400ccしかもショートストロークということで、上まで一気に直線的な加速をしてくれます。
かつて友人がSRX-4に乗っていたので思い出してみると、比較にならないほどのパワーです。流石レ−シングエンジン、3速くらいでもフロントがかなり軽くなる加速を味わえます。
まだ450や525には乗ったことが無いのですが、これ以上出力があったとしてもレーシングエンジンのままではトルクの余裕で走る訳ではなく、その力を常に暴力的な加速に振り向けるマシンになることが予測されます。
そういう意味でこの400という排気量は街中でモトクロッサーエンジンを徹底的に楽しむちょうどよいバランスポイントなのかもしれません。(比べてないので判らないのですが、、、)

一方、ハンドリングですが、これもエンジンの特性、つまリフライホイールが軽く、回転マスも小さく、全体重量も軽く仕上げられたレーシングエンジンですから、もう2スト250ccシングルのマシンに乗っているそのものです。モトクロスでも2スト250が4スト400になったのだから当たり前ですね!
とにかく、その軽さのお陰?で誰でも乗れるマシンに仕上がってます。
そしてモダードということで、かなり強化されたブレーキ、、、、、、実はびっくりしました。4速まで全開加速してブレーキング、すると、、、フロントフォークが左右がずれる感覚でハンドルが左に切れながら凄まじいノーズダイブ!!、、、オンロードのつもりでブレーキをかけたら(^^;;;;ドキッとしてしまいました!

試乗が終わって聞いたところ、この試乗車はオフロードのサスセッティングのまま、小径の前輪ホイールと大径ブレーキにスワップしオンロードタイヤを履かせたものらしいです。
タイヤを小径にするのもブレーキが効く方向に作用しますのでその軽量な車体ということもあり、かなりのブレーキ性能となっている一方で、サスがオフのままだったということでノーズダイブが生じるということです。ちなみにオフから乗った人はさほど気にならないとか、、、、
で、純粋なモタードマシンは、少し車高を下げダンピングもバネレートも強化されるとのことですので、自分の感性にあったセッティングにするのも楽しいかもしれませんね!

とにかく公道でモトクロッサのエンジンを上まで徹底的に楽しめるマシン、それがEXC-R 400だと思います。
但し、レーシングエンジンは500kmくらいの走行でのオイル交換、定期的なタペット調整は基本らしいですので少しの覚悟が必要ですね!まぁそんな整備もバイクの楽しみですし、ショップに頻繁に遊びに行ける楽しみがあると思います!!
とにかく最近のKTMは超!オススメ!ということで、、、、

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このページは、156gtaが2005年4月 4日 01:42に書いたブログ記事です。

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