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VMAXは脅威のハンドリングを持つバイクだった

さて富士SWショートコースにインしたVMAXと俺。

二周目から先導車XJR1200がチョっペースアップ


二周目の1コーナーはまだエンジンブレーキだけで突っ込めるペースなので
あえてアウトに振ってバンク速度だけでインに切れ込むコースを選択してみました。
するとVMAXはまるでそのラインを知っていたように、従順に答えてくれたのです

驚いたのは、フレーム剛性のバランスの良さ。
ハンドリングに弱点があるバイクは下りの直角コーナーをエンジンブレーキだけで一気に倒し込むと、前輪と後輪が同調しない動きを示す場合があります。
ところがVMAXは、とりあえずバンクだけしちゃうという走りでも、まるで前輪と後輪が一本のラインをトレースしている感覚・・・というか、あえて言うなら、前輪の存在を殆ど意識させないその巨体に似合わない不思議なハンドリングを持っていたのです。
そして、その幅広いシートは、意外に前後のポジション移動は限定され、かつ後部に大きな段差を持ち、腰全体を覆うようにサポートする形状になっています。
先導車の方は、私の期待に答えて(^^;少しずつペースアップしてくれました。
グループによっては、教習所並みのペースで走っていたのでちょっと心配していのですが、良かった。ありがとうございます。

加速の時は勿論、コーナリングの時もその広いシートにカラダ全体を預け、尾てい骨を後ろのサポートに押し付けながら、ステップだけでVMAXの前輪を遠隔操作するような感覚。ある意味、これまで乗ったバイクの中でも最も完成度が高いハンドリングを持っているかもしれません。
また加速しながらの中速コーナーも素晴らしく、後輪にトルクを掛けながらのバンク角の変更も容認するほど自由度が高いハンドリングだったのです。

そこまで判ってしまえばもうかなり安心。
最終ラップはストレートを一番長く使って加速するコースの後、ブレーキングしながらのライン変更はまるでレーサーレプリカのように、フロントフォークと、ステアリングヘッドががっちり車体を支えてくれ受け付けてくれます。
フロントブレーキを引きずったまま、前輪に仕事させる走りにも答えてくれました。

VMAXは、アメリカンなどシートとバイクに委ねる走りを好む方から、かつてレーサーレプリカに乗っていた方の走りまであらゆるジャンルから来た方の走りを全て受け止めてくれる、究極に奥の深いハンドリングの持ち主だったのです。