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F1:話題

今年の最速F1マシンはBR001だった件について

シーズン前テストが終了しました。
結局テストで最速ラップを記録したのは、ブラウンGPのBR001。
世界中のF1ファン誰一人として予測できなかったことが現実的に起こったのです。

11日(水)ジェンソン・バトンがブラウンGPの新車『BGP001』でマークした段トツのトップタイムは、パドックに大きな衝撃を与えた。

もちろん、最終日の最速タイムは、最小限のガソリンでアタックした結果ですが、それは各チーム共に、フルタンクと空タンクの差異をシュミレーションすることはやっている筈ですから、とにかく、最速はブラウンGPということです。

この結果から・・・・タラレバで考えると

1.ホンダが今年もF1継続していたら、かなり良い成績だったのでは無いか
昨年、F1に一番資金を投入したのはホンダだったようです。今年も縮小したとは言え、ブラウンGPの数倍のマシン開発資金があるということで、最初に良い素質を持ったマシンが完成すれば、シーズンを通して良い結果がもたらされる可能性が高いです。
また、昨年のエンジンパフォーマンスの差を埋める目的で、ルノーなど遅いエンジンを持つチームに変更が許可されました。(ホンダも対象となっていたようです)。
ということで、エンジンも速くなっていたわけで・・・

2.テスト期間短縮しても問題無い、資金が少なくても良い
FIAが推進している、F1経費削減ですが、ブラウンGPが少ない資金で、しかも、テスト走行することなく、トップパフォーマンスを達成しましたから、それに反対する側の根拠に対する反例が出来たワケですね。
もちろん、ホンダがシーズン前から開発していたのもありますが、それにしても1回目のテストでトップタイムですから、とにかく走らせれば良いもんじゃないってのが良く分かったと思います。

ブラウンGPのチーム代表ロス・ブラウンは、初日のジェンソン・バトンがBGP001でみせたペースは本物であると主張する。

一方、昨年のチャンピオンチームであるマクラーレン・メルセデスは対照的にテストではかなりタイムが出ていないようで、こちらも謎だそうです。

間もなく新シーズン開幕だが、この段階でなお、マクラーレンの速さに重大な疑問が残っている。

どうやら先頭集団を形成しそうなのはフェラーリ、BWMザウバー、トヨタの3チーム。これを追うのはルノーとレッドブルだ。いったい世界チャンピオンのルイス・ハミルトン擁するマクラーレンはどこに割って入るのか、大きな謎のままだ。

奇しくも、同じメルセデスエンジンを搭載した、この2つチーム。
マクラーレンは膨大な資金を持ち、昨年チャンピオンを取り、使い慣れたメルセデスエンジン。
ブラウンGPは最も資金が無いチームで、突貫工事で搭載したメルセデスエンジン。

どう考えても、マクラーレンがトップタイムで、ブラウンが最も遅いタイム、、、になる筈なのですが、それが逆転しているのが、これまでの最大の謎かもしれませんね。