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【トヨタは】.pptどうよ?【禁止?】

世界から尊敬される企業トヨタ自動車のトップ、渡辺社長が「一枚にまとめよ」とカイゼンの指示をしちゃったもんだから、マイクロソフトのパワーポイントでの資料作成はダメダメということで、波紋を呼んでいるようです。

トヨタグループ内で、マイクロソフトの「パワーポイント」使用の自粛ムードが広がっている。事の発端は、コスト削減を求める渡辺社長の発言だった。それにしてもなぜパワーポイント自粛なのか?

プレゼン用の資料作りに必須とまで言われる「パワーポイント」。ところが、ここにきて突然の逆風が吹いている。トヨタ自動車の渡辺捷昭社長が「今は何でもパワーポイント」と疑問を呈し、「無駄ではないか」発言したことが、ネットで大きく取り上げられた。これをきっかけに、「パワーポイント」の是非を巡る論争がネットで盛んになっている。

PPTってプロジェクタでのプレゼンテーション表示に特化したソフトウエア、、、、の筈だったんですが、いつの間にやら印刷用としても皆さん使われるようになりました。
見積書ですら最近パワーポイントで作られていることも多く見かけます。
パワーポイントで文章を作るとページ単位の概念がはっきりしていて、印刷イメージがつかみ易いんですよね〜
MS-Wordは章、段落、行単位の編集なので、1行入れるとページレイアウトがズレズレ、、、Excelはページの概念が無く、印刷範囲次第、頭痛くなっちゃいますよね。

ちなみに、15年くらい前の某関東の自動車会社のドキュメンテーションを見せてもらったことあります(その会社は日本で、最もMacを使っていた会社でした)
その会社が使っていたのはMac!で、使っていたソフトはMacDraw(CrarisDraw)。会議用の資料はA4またはA3で1ページに纏めることになっていました。
(Windwsはまだ無く、ドローソフトなんてMacの独断場だった筈)

聞けばそのA3のドキュメントは何と!Mac SEやMac Classicの9インチ画面作られてたのです。
そして、その密度たるや、PPTにしたら30ページくらいの情報をA3の1枚に、図形やらテキストやらで表現されていたのです。
テキストは9ポイントや8ポイントの極小でびっちりと隙間無く、そして効率良く、隙間無く詰め込み。しかもページ1枚の中に矢印などの図形でストーリが表現されています。パワーポイントのページ遷移によるストーリーと大違いですね。
確かに、紙の節約になったことでしょう。その代わりそのドキュメントが完成するまで果てしない時間がかかったことでしょう。正に職人技でした。

ただ、そもそもPCが一般化する前から、ドローソフトで文書作っていた伝統は、ワードソフトを使用する文化も無かったのかもしれませんね。

ということで、そんな昔を思い出したトヨタ社長がPPT禁止令を公言したことで、MS-Office離れが加速中のマイクロソフトにはけっこう大きなダメージがあったのでは無いでしょうか?
これまで、ドキュメント=パワーポイントという概念を誰も疑わなかった訳ですから。。。


MS-Officeってシニア割引があるんですね。。。

こちらは、パワーポイントの学割