"Motion image photography"で「写真」と「カメラ」の関係が変わる時が来たかも

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動画から静止画を切り出して「写真」とする”Motion image photography”という手法がいよいよ一般的になって来るかもしれません。

昨年末キヤノンが発売した、動画向きのフルサイズ一眼レフカメラEOS 1D-Cを使った”Motion image photography”の世界を紹介するビデオがVimeoにアップされています。

Micro Expressions: exploring motion image photography from untitled film works on Vimeo.

超高解像度の動画があれば、そこから抜き出した1フレームは従来の写真並の画質得ることが出来るようになり、撮影した後で最良の一瞬を抜き取ることが出来ますので、従来の意味シャッターチャンスという考え方が無くなります。

既に一般化しているフルHDビデオは1920×1080つまり約200万画素弱となりますので、写真にするには解像度が不足していますが、数年前から話題になっている4K動画4,096×2,160は約800万画素となり、A4サイズくらいのプリントであれば十分写真として通用する画質になります。

更に、これまでも動画はその圧縮率を高める為にフレーム間予測圧縮を用いていた為、1フレームを切り出しても高画質の写真にならないということでしたが、キヤノンが最近採用しはじめた、ALL-I圧縮は動画の1フレーム枚に圧縮する方式ということで、フレームを写真として切り出せるようになったということです。

大嶋:ALL-Iは圧縮方式の1つです。1つの画像(1フレーム)の中に画像処理のデータを持っているもので、編集作業がよりやりやすいというのが大きいと思います。ALL-Iはファイルサイズが大きくなるというデメリットがありますが、編集を考えるとALL-Iが適していますね。

Via : インタビュー:キヤノンに聞く「EOS-1D X」のハイエンド戦略 – デジカメWatch

ALL-Iは、1フレーム単位で圧縮するイントラフレーム方式。1フレーム単位でデコード、再エンコードを行うので、カット編集や映像の切り出しに適した高画質な圧縮方式です

Via : キヤノン:EOS 5D Mark III|特長

ちなみにREDなどの4Kや5Kに対応するシネマ用カムコーダーは専用のハードディスクレコーダーで記録されていましたので、そこいらのPCやMacではその編集の敷居がかなり高いことが問題でした。

しかしEOS-1D Cではこの4K動画を一般的なコンパクトフラッシュに記録することが出来るようになったことで、4K動画の扱いが飛躍的に容易になったということで映像作家の方では無く、所謂「写真家」の方でもこれまでのデジタルカメラと同じ扱いで動画を保存し編集出来るようになって来るということです。

よく考えてみると映画カメラで記録した銀塩フィルムでも1コマを静止画に焼くことは出来たと言えるかもしれませんが、やはり映画と写真は異なる機材を使い、記録されたフィルムも別の世界で使われて来ました。。。。。
ところがEOS-1D Cでは静止画用の大なイメージセンサーで、写真用のレンズを使い、所謂一眼レフの機材撮影していますので、その映像は従来の見慣れた写真として違和感無く切り出せるということなのです。

ということで、とうとうビデオカメラとスチルカメラの境界が無くなり、その結果、写真家の方は動画撮影のプロになって行くのかもしれません。

また報道やスポーツなどでもバチバチシャッターを切るという行為は無くなり、とにかく動画撮影カメラでずっと被写体を追っかけるという撮影になるのかもしれませんね。

カメラの歴史としては、自動露出、オートフォーカスという革命が起こりましたが、もうすぐ「後からシャッター」が実現され、更に、これも最近話題になっているように「後からフォーカス」が一般化することになるかもしれませんね。

「ピンぼけ」よ、さようなら――。東芝は、写真を撮る前にピントを合わせなくても、撮ったあとで好きな部分や写真全体にピントを合わせられる特殊な写真を撮影するカメラを開発した。1辺約1センチの箱形で、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末に組み込んで使う。

Via : 朝日新聞デジタル:撮影後でもピント合うカメラ 東芝、13年度に実用化へ – 経済

そして結果的にカメラというものは、レンズを向けた先の全ての画像情報を全ての時間記録する道具になって行くのかもしれませんし、それがGoogleのサーバーの中に全て蓄積されいつでも検索して再生出来るような世界もやって来るのかもしれませんね;;^^)


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