ホンダはF1を"休止"では無く"撤退"する

スポンサードリンク

ホンダは何故F1から撤退するのか?記者会見の全文報道から少し見えてくるものがあります。

まず重要なのは、休止では無く、撤退という言葉を使ったということでしょう。

本田技研工業(ホンダ)は12月5日、13時30分から本社で行った緊急会見でF1レース活動からの撤退を正式に表明した。モータースポーツ担当の大島裕志常務とともに会見に臨んだ福井威夫(ふくいたけお)社長は「自動車業界は新しい時代に入った」と強調。F1に投入していた人材や資金は、新商品や新技術の開発に振り向けると語った。

F1は「走る実験室」と呼ばれ、ブランドの宣伝だけでなく、走行性能の向上など市販車開発にも役立ってきました。しかし最高時速が300キロを超え、今や”走るコンピューター”と化したF1マシンは市販車とあまりにかけ離れた存在となったようです。

前回ホンダがF1を去ったときには”休止”を強調していました。
その時のホンダは、結果的にチャンピオンを失うという形でF1を去った訳ですが、そこまでF1の歴史に残るような絶対的強さを誇り、栄光の時代を築いた上で、いつかホンダがふたたびF1に戻ってくるときも”最強”であるというメッセージとして”休止”という言葉を選択した筈です。

そして、今回は”撤退”と明言しました。
首脳陣は意図的に、”休止”という言葉を選択せず、”撤退”という言葉を使ったのは、どのような意図があったのでしょうか?

チャンピオンどころか一勝しか出来なかったことに対する自己反省が”撤退”という言葉に表れたのでそしょうか?
そして撤退するということは、もうF1に戻ってくることは考えていないのでしょうか?
ホンダは今のままのF1にはもう未来は無いと思っているのでしょうか?

100%ホンダで走ることが出来なかったビルニューブさんも”撤退”について考えています。

ただ今回ホンダが『休止』ではなくいきなり『撤退』するというのには正直驚かされた。
だってあれだけの世界的大企業にとって、F1への出費がそれほど大きなものとは言えないだろうからね。

バトンとは来期の契約を済ませていたそうです。
2009年のマシンもそれなりに開発していたようです。
撤退を決めたのは数日の前だったようです。
それほど、今回の”撤退”はホンダの首脳がトップダウンでの英断だったということでしょう。

ホンダの首脳は、3?5年後ホンダの撤退が必ず評価されることに自信を持っています。
今こそF1と決別するのが最良のタイミングであることをトップが瞬間的に判断したのです。

ホンダはF1から”撤退”という言葉に多くのメッセージを含ませているのかもしれませんね。

スポンサードリンク

アマゾン