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クルマ

GIGAZINEさんのランボルギーニがマニュアルトランスミッション完全廃止の記事に

将来ランボルギーニは、近い将来マニュアルトランスミッションを全廃するというニュース
EPA発表の「2010燃費ガイド」でランボルギーニは4年連続ワースト1を記録したランボルギーニはマニュアルトランスミッションを全廃するというのです。

「マニュアルトランスミッションでないと本当のクルマとは言えないよ」という自動車愛好家はたくさんいると思われますが、イタリアのスーパーカーメーカー、ランボルギーニは将来マニュアルトランスミッションを廃止する方向で考えているというニュースが報じられました。

Lamborghini LP-550-2 Valentino Balboni

マニュアルミッションが無くなると、スーパーカーメーカーとしてのランボルギーニの魅力が半減し、差別化が難しいのでは?という記事ですが、原文を見ると、逆にスーパカーファンにとっては嬉しい情報もあります。

he says the company simply isn’t willing to sacrifice either engine’s fabulous linearity or their awe-inspiring wail. In short, the naturally aspirated V-10 and V-12 will continue.

◆ランボルギーニはエンジンに拘るメーカー

素晴らしいリニアリティや、上り詰めるような興奮は決して犠牲にしない。つまり、NAのV10エンジンやV12エンジンは造り続ける。 ということを表明しているのです。

そのためにランボルギーニは、停止中エンジンストップシステム、気筒休止システム、バイオ燃料への対応などのトレンド技術についても検討しているそうです。

◆ハイブリッドより軽量化を優先

また、特に軽量化は(ハイブリッドシステムと同等なくらい)最も有効な手段であること。
そしてカーボンファイバー素材に注目しており、ワシントン大学やボーイングと共同研究、そして研究所の設立を進めいており、この研究の目的は、飛行機産業で養われたカーボンファイバー技術を、自動車産業にフィードバックすることなんだそうです。

更に2012年から2014年にかけてカーボンファイバーの価格が大幅に下落することも予測しておりもうアルミほど高価な素材で無くなるのでは無いかと予測しています。
このとき、アルミよりも自由な形状に整形出来るカーボンファイバーボディは、クルマの構造と外観を根本的に変えるものになる筈だと考えています。

◆ハイパワー化と軽量化すると四輪駆動システムが必須

また一方ランボルギーニは四輪駆動に拘るメーカーでようでこれは、強力な加速性能を実現することと、安全性能を実現する為に必要なんだそうです。

◆デュアルクラッチシステムの流れは必然

一般的にポルシェPDKのような7速以上のデュアルクラッチシステムは、ランボルギーニの6速シングルクラッチシステム(マニュアルトランスミッション)よりも優れているということが言われてるが、ランボルギーニとしては、ポシェのような7速での超ハイギアードのギア構成には反対であり、また約50ポンド(22.7キログラム)も重いのも気になるということです。
ただ、エコの観点からすると、ポルシェの方法は正しく、ランボルギーニでも出来るだけ6速を使って燃費を節約して下さいともおっしゃっていますがw

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ランボルギーニがマニュアルトランスミッションを廃止するのは、今後も(電気では無く)エンジンを中心とたスーパーカーを造り続けるという決意と読み取れます。

実際、現代のスーパカー達は0-100km/hを2秒台や3秒台という性能であり、その強力な能力を発揮する為には、マニュアル変速を味わっているヒマ無いのが現実です。

そんな新しいスーパーカーを提案したのが、日本トヨタ LEXUS LF-A
排気音とメーターを収めたビデオ

それにしても、凄いレスポンスと音ですね。

LF-Aのエンジンは信じられない、音と、超高速なレスポンスを持っているようで、これはMTでは決して実現出来なかった魅力のようです。
但し、エレクトリック感満載なコクピットなどあまりにもゲーム的な演出が、日本のクルマの個性なのかもしれませんね。

こちらがトップギアのLF-Aをレビューした時のビデオ

これらのビデオを見ると
もはや、マニュアル操作というのは存在せず、高度に電子化され、とんでも無いパワーを制御するという、新しい時代のスーパーカーの姿が解るような気がします。

そしてこちらが、トップギアでランボルギーニ・ガヤルド・スパイダーを紹介した番組。

やはりスーパーカーというのは、普通の暮らしでは味わえない非現実的なスタイルと音とパワーを手に入れられることが最大の魅力であり、マニュアルトランスミッションの楽しみを味わうクルマでは無いかもしれませんね。

しかし、ランボルギーニは、昨年マニュアルミッションによる究極のスーパーカーを準備していましたのです。

それが、こちらのLamborghini Gallardo LP550-2 Valentino Balboni(ランボルギーニ ガヤルド LP550-2 バレンティーノ バルボーニ)

ランボルギーニの伝説のテストドライバーの定年退職による名誉ある引退を記念し、ガヤルドからあえて四輪駆動システムを外し、マニュアルミッションを搭載し、バルボーニ氏がチューニングした究極のサスペンションを搭載したモデル。

ランボルギーニは自社のテストドライバーを車名に付けました。
それも、これから定年で引退されるという、テストドライバーのお名前なんです。

但し、500馬力をマニュアルでコントロール出来る、ウデの持ち主でなければ楽しめないという前提です。
これが、ランボルギーニのMTへの、記念碑なのかもしれません。

一方、我々庶民にはマニュアルトランスミッションを十分に楽しめるクルマが発売されたばかりです。
ホンダのハイブリッドスポーツカー、CR-Z
ハイブリッドなのにあえて新設計のマニュアルトランスミッションを選択したのは、その限られたパワーを、自分でコントロールしながら上手く走らせる達成感を提案、マニュアル率は40%もの高い比率となっているようです。

タイプ別の構成比では、標準装備の充実した「α」が90%を占める。マニュアルの比率が40%と比較的MT比率が高く、スポーツ志向の高い車種であるとした

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