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カメラ・写真

【すさまじい解像力】ソニー α900 実写インプレッション記事【色乗り】

現在デジタル一眼レフカメラの中で最高の画素数を誇る、フルサイズセンサーを搭載したソニーα900のレビュー記事がアップされています

ソニーから「α900」が登場したことで、35mm判フルサイズ機を発売しているメーカーは3社になった。撮像素子には自社製の有効2460万画素CMOSセンサー「Exmor(エクスモア)」を搭載する。画素ピッチは「α700」に搭載されている1224万画素のCMOSセンサーとほぼ同じで、画素の微細化はせずにセンサーの大型化のみで高画素を実現しているという。画像処理エンジンには「BIONZ]を2個搭載、連写速度毎秒5コマと「EOS 5D MarkII」を超える画素数で、「D700」と同じ連写性能を持つ。

レビューを要約すると

【ファインダー】
・中級フルサイズデジタル一眼レフカメラの中で唯一のファインダー視野率100%
・非常に広くて見やすい。視野角を実測で対角で約30.8度と最高値を記録した

【ボディ】
・大型になったグリップ。ホールド性はいいが、手の小さな人にはつらそう
・手ブレ補正はフルサイズセンサーカメラとしては世界初、それなりの振動が感じられる
・カメラはやや重いがホールド性はよく、剛性感も高い。持っていて不安感がないカメラだ

【表示/メニュー】
・デジタルαで初の上面液晶パネルは、情報量が少ない。無くても良いのでは
・液晶モニター。情報量は多いがとてもわかりやす
・背面液晶非常に高精細で確認もしやすく、晴れた屋外でも非常に見やすい
・アイセンサーを備え、ファインダーを覗くと背面液晶が消える
・AdobeRGBがクリエイティブスタイルから独立しあるべき姿に

【インタフェイス】
・ボディ右側ボタンはグリップを握ったままだとどれも押しづらく改善を望みたい
・フォーカスモード切り替えスイッチは誤操作はしにくい反面操作しづらいのが難点
・シャッターボタンは重めで、AF中に間違ってシャッターを切ってしまうようなことはない
・露出補正ボタンとダイヤルの同時操作はやりにくい

【メカニズム】
・シャッター音は、金属感のない軽い音、音量は大きい。ミラーショックは大きめ
・APS-CのDTレンズを装着するとAPS-Cサイズモードに切り替わる。うれしい配慮だ。
・縦グリップ「VG-C90AM」は、マグネシウム合金製、十字ボタンも備わるが高価
・フル充電で300枚でバッテリー残量が40%を切る。縦グリか、スペアバッテリ必須

【AF】
・AF速度は、EV5では平均0.9秒、EV1でも1.6秒と高速。
・被写体によってAF速度にばらつき
・他機種同様強い斜線ターゲットは苦手
・多機種同様近づいてくる被写体のほうが得意で離れていくのが苦手

【画質】
・フルサイズで2460万画素は、ものすごい解像力
・チャートで2,600TV本
・高感度ノイズリダクション「標準」ではISO 800までは常用できる印象
・ISO 1600は状況によっては使える
・ISO 3200以上になると画像も荒れる
・ISO 200?800では画像が赤っぽく、ISO1 600?6400では青っぽくなる
・すさまじい効果のDレンジオプティマイザー。撮っていて楽しくなった
・真っ青な空と鮮やかな緑。ほかのカメラだとここまで色は出ない。
・思った以上の色で撮影できるので楽しくなるだろう

【商品性】
・市場価格は、ニコンD700や EOS 5D Mark IIよりやや高いが、SONY最上位機種なので納得
・α900のデザインはα700に似ている
・コニカミノルタからの正常進化形の一方、ソニーならではの「何か」がほしい

ということでα900は、これまでのレビューでも高評価だった最高のファインダー、そして、現状35mmフルサイズまでのデジタル一眼レフカメラの中で最高の画素数を誇る、驚くべき解像度と深くこってりした色乗りが基本の画質は、そして、カールツァイスレンズによる抜群の表現力を組み合わせると、他社のニュートラルで中庸な画質と一線を画す写真を楽しめるカメラということです。